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○十月は気候も良く、一年中で高尾山に最も多くの人が来る季節。人ごみを避けて、八王子城山に登る。
○一人旅のつもりであったが、ひょんなことから登り口で会った初対面のご老人と終始ご一緒して歩く。結果的に大変有意義でとても楽しい山歩きとなった。出会いの始めは、山で良く見られる「こんにちは」の挨拶。挨拶をきっかけに、なんとなく話が弾み同行することとなった。市川さんと名乗ったこの人は八王子城研究会のメンバーでこの山に時々来て、400前の遺物を拾うのが趣味らしい。年は70才というが、若々しく足は私より達者。
○さすがに史跡に詳しく、あれこれ説明を聞きながら御主殿跡広場からの古道を登る。途中、馬冷やし、切通し、古井戸など寄り道して解説付きで見学しながら頂上に着き、一緒に昼食。その時、ただ一缶持っておられた缶ビールを賜り、有り難く頂戴した(うかつにも私はお茶とおにぎり二個だけしか持ってこなかったのである)。
○頂上付近の私の知らない小道や本丸跡､三の丸跡などを案内して頂いたあと、誘われるままに最近歩かない小道で北東方面の松竹(マツタケと読む)地区に下山。そこからバス。
○11月13日に市川さんの先生を囲む史跡を巡るハイキングがある、と言う。「私も行くからいらっしゃい」と言って八王子駅前でバスを降りた。この人何者じゃ!
ビール１缶の借りがある、参加しようかなー。
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