234回目のの高尾山歩き          

回数

234

日付

2001.6.7(木)

天気

晴れ後曇り

歩いたコース

・京王線高尾山口駅→6号路→大山橋→2号路抜け道→飯盛すぎ→薬王院・精進料理→1号路→京王線高尾山口駅

同行者 坂巻、平井

コメント

○東京は梅雨入りとあって、昨日の雨が続くものと思っていたが、朝になったら思いかけずに良い天気になっていた。
○今回はこの時期にしか見ることの出来ない幻の花「石斛」を楽しむとともに、前々から戴きたいと思っていた、薬王院さんが出す精進料理を食べるのが目的で歩くことにした。

○「石斛」はセッコクと読む、はラン科の花で高い岩場や高い木の梢に着生して小群生する。たぶん野鳥が種を木に運ぶのではないかと言われている。高尾山では大きな杉の枝と幹とのわずかな場所に咲いているのが梅雨時に見られる。20メートル以上の高いところに有るので下からははっきりわからないが、白い花が幾つか咲いていることは何となく分かる。はっきり見るには望遠鏡がいる。6号路大山橋付近や薬王院の周りの大きな杉の巨木の枝にみられる。今時分に歩いている人「石斛」が目的の人が多い。

○薬王院の精進料理は社務所の前の売店にいうと予約を取ってくれる。普段の日は当日お願いしても大丈夫のようだ。今回は一番安い2500円のコースを頼んでみた。大本坊に行くと、立派な部屋に案内されてた。応対も大変気持ちがよい。料理が又素晴らしい。良いとは聞いていたが、これほど良いとは思わなかった。大満足でありました。

○ここでゆっくり1時間ほど食べて飲んで、帰路は1号路で下山しました。途中雷雨がきたのでいつもの十一丁目茶屋でコーヒーを飲んで、通り雨をやり過ごして、スコール後の爽やかな道を歩きました。

○「石斛」もタップリ見たし、精進料理も堪能して今回も大満足。

234回目の写真写


j○高尾山ケーブル駅構内の桜の木に石斛が着生している。この木の上の太い枝が分かれている股の部分に白い花がかすかに見えると思います。

○近寄ればこんな感じです。これは数年前の台風で倒れた杉に付いていた石斛をこの桜の木に付着させて咲かせたものだそうです。真ん中の黒いバックに白い花がご覧頂けるでしょうか。

○右の人は6号路の途中で出会ったバードウォッチャーの川上さん。初めてお会いしました。コンニチワと声を掛けた途端に「あなた、今鳴いている鳥は何という鳥かわかりますか。これは画眉鳥といって輸入種です。業者が愛玩用に輸入したのですが、鳴き声があまりに大きいので売れなくて、全部放してしまったのが繁殖してね−。今は関東周辺に10万羽ほどに増えている。強い鳥で地の野鳥を駆逐しているんです。困ったものだ」と嘆いておられました。この嫌われている鳥は、カケスほどの大きさで、目の横に赤い筋が有るそうです。

○大山橋から3号路へのショートカットの途中。あまり知られていなくて、殆ど人に合ったことはありせん。

○薬王院の南にある東京都の天然記念物指定の「飯盛杉」。高尾山で一番大きな杉だそうです。今この道は通行止めになっています。(どうやって入ったんだ、と聞かないで)

○昼食はこの薬王院の大本坊のお座敷で戴く。入り口に望遠鏡が据え置かれていて、遠くの杉の上の「石斛」を見る事が出来る。薬王院はサービスがいいなー。係りの人は「今週いっぱいで花はおわりかなー」と言っていた。


○とてもきれいな所に案内された。大広間を小さく仕切り小部屋風になっている。

○これが料理の全て。右の膳には天ブラとデザート類が乗っています。もちろん酒類の注文にも応じてくれます。

○灯籠の並んでいる参道にある天狗の腰掛けすぎの奥にある杉の高い所にも「石斛」が見られる。お目当てのハイカーは「有った」と歓声を上げて喜んでいた。



○これが「石斛」の花です。実はこれは、昨年暮れに石廊崎の園芸店で鉢植えにした苗を見つけ、これを買ってきて、我が家で咲かせたものです。決して高尾山から採ってきたものではありません。
○かすかに良い匂いがします。撮影したのは今年四月七日です。
鉢植えでも咲くようですよ。今は茎だけになっています。来年も咲くかなー。