365回目の歩き
日付(曜日) 2005年11月23日(水)
天気 晴れ
同伴者 平井
コース ・京王線高尾山口駅→甲州街道有喜堂本店裏の道を上がる→四辻→金比羅山・神社→京王線高尾駅南口
コメント 紅葉シ−ズン最中の休日とあって、高尾山は猛烈な混雑だった。高尾山口駅からケ−ブル広場までは隙間のない4列縦隊の人並み、これをみて急遽コ−スを変更して、南高尾の金比羅山の抜ける「里山コ−ス」を歩いた。(後で聞いたらケ−ブルカ−は一時間待ちだったそうだ。)

甲州街道を渡って、有喜堂本店の裏から人が一人歩けるほどのやや急な山道を登る。下の家からおじいさんが背負子を背負って薪拾いに行くような、まさに里山の雰囲気のコ−スだ。15分ほどで「四辻」と称する尾根に出る。ここを左に一時間ほど尾根づたいに高尾駅方面に戻るかたちで歩く。京王線に沿うかたちで連なる低山からなるこのコ−スは、雑木林の間を縫うように歩くが、いつの季節でも人に会うことは滅多にない、静かな山道だ。くりちゃんは「里山コ−ス」と言っている。

この山の下は、先の戦争末期に陸軍浅川地下壕として掘られた巨大な地下壕網が眠っている。足下に縦横に走る巨大壕があると思って歩くと、なぜか変な気持ちになることがある。一度潜ってみたい。

金比羅山山頂のお堂を経て、京王線高尾駅に降りる。例によって、駅ガ−ド下の「多摩の里、高尾そば」で軽くやって帰宅した。
朝っぱらから、有喜堂でコ−ヒとお汁粉を頂きながら、今日のコ−スを相談した。
有喜堂前
4辻に向かう山道
一部は紅葉しているが全体的には未だまだの感じ。
この雑木林の下に第二次大戦の末期に、日本軍は本土決戦に備えて、この尾根の下に巨大地下壕を掘った。「陸軍浅川倉庫」とも言う。多くの人夫が拉致同様に集められたそうだ。早く終戦になって計画倒れとなって、網の目状の壕穴だけが残った。
コンクリ−トで塞がれている壕の出入口が京王線の車窓からも確認できる。
この地下壕を研究するHPもあるので、興味のある人は見てください。キ−ワ−ド「浅川地下壕」。
ほとんど上の写真のような雑木林の中を歩くが、一カ所途中で開けた明るい山腹に出る。ここから北方面を望む。

この後デジカメの電池が切れて、金比羅神社の写真は撮れなかった。