650回目の歩き
日付(曜日) 2017年2月18(土)
天気 曇り
くりちゃんの同伴者 平井
コース 高尾駅−浅川地下壕−高尾駅
コメント ○今回は「浅川地下壕見学会」に参加して、高尾山脈東に位置する、金比羅山(京王線高尾駅と高尾山口駅の間の、左側に見える小高い山並み)の地下の洞穴を歩いた。
○見学のきっかけは、たまたま見かけた高尾駅近くに張り出されていたビラをみて、申し込んだ。すでに定員(25名ほど)いっぱいであったが、どうにか2名だけ追加参加を許されたので急遽平井さんを誘って出かけた。
○この見学は、万が一に備えて、まず400円払って保険に入らされる。長靴、懐中電灯等の装備を各人してくるようにと指示があり、平井さんなどは長靴や懐中電灯を新しく買って来ていた。(ヘルメットは現地で貸してくれる)
○高尾駅南口に集合して、壕の入り口までの間、随所で案内人の先生から解説がある。壕の入り口は、いつも訪れている犬猫墓地のある「高乗寺」手前の民家の裏にある。実際に壕に入っていた時間は約1時間半ほどだった。12時には壕を出たところで現地解散したが、約2時間半の興味ある見学会だった。
まず、みころも霊堂の前で概略の説明があった。右の人が主催し案内役の中田先生(都立高校の先生だそうだ)
  浅川壕とは、1944年第二次世界大戦末期、日本陸軍が本土決戦に備えて地下倉庫、飛行機エンジン部品の地下工場として使う目的で作られた秘密壕で、場所は、金比羅山、初沢山の地下、総延長6キロに及ぶ。本格稼働する前に終戦となって用には立たなかった由。壕は殆ど当時のまま残っているようだが、我々が参加した「浅川地下壕の保存をすすめる会」の見学会以外の一般の立ち入りは禁止となっている。
  郷内にて。中は意外に広い。高さ3メートル幅4メートルほどの穴が迷路のように繋がっている。もちろん中は漆黒の闇状態で案内人がいなければ、何処をどう歩いているやらさっぱり解らない。ここは壕の交差点になっている所でかなり広い。
   壕内にて
内部は年間を通じて℃14度程度で、湿度も高い。足下は悪く、所々水たまりがある。
壕の奥には工場跡の機械が置かれていた場所などがあるが、途中に柵があって今は入れない。
   入り口の近くに、東京大学地震研究所が設置した、地震計が置かれていた。
   壕内にて

の壕は強制的に連れてこられた約3千人の朝鮮人労働者によって昼夜3交代制で、1944年9月から約半年間で掘られたとのこと。

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